2018お盆釣行

 

メンバー:TAST

記録:H.TazawaT 

 

本記録は、釣行記ならぬ停滞記である。

当初は23日で沢2本を詰める計画であったが、入山前日の天気予報では1日目は早朝から夕方まで強雨との事で計画を変更。

再計画は、1日目に山越えをしてN小屋泊、2日目はK川を詰めてK小屋泊、3日目にのんびり山越え下山という“安全策“とした。

※先月末に会のメンバー(M&K)K川を12日で詰めており、苦労話も無い事から、完全にナメきっていた故の“安全策”であった。

 

入山前日、登山口に21時頃到着。この時点では雨は降っておらず、星や夜景すら見えたのである。予報は若干変わり、翌日の朝9時頃までは何とか天気が持つが、その後は雨が強まるとの事。ということで、ちゃっちゃと酒飲んで早起きしようと車中で小宴会を開始し、23時前には眠りについたのであった。 

深い眠りについてほどなく、車が強風で揺れている。嫌な予感は的中し、バタバタバタと雨が車の天井を叩き、やかましくて一向に眠れない。

 

Day1: 

AM400、起きたというよりは起き上がった。雨は弱まるどころかどんどん強まっており、とても車から出る気になれない。

ここでSが有料アプリで山の最新情報を入手すると、夕方にかけて「激雨」と見た事が無い表現で威嚇し、ラジオからも例年の8月の雨量を1日で超えたなど、警戒心を煽る情報ばかりが流れている。尚、風速は24mとの事であるが、瞬間風速は1.53倍と言われているから想像に耐え難い。

ここで最も精神的に安定していたのは、TAであった。行動が決まるまでは無駄な動きはせず体力を温存すべきという事か、シーツを体にかけ、仰向けになりただジッと目を瞑っている。眠いわけではない、ただただ合理的な漢なのだろうと悟った。

AM700、いつまでも車で待機していても状況は変わらず、初日のN小屋までは順調に行っても山道歩きで7時間はかかる為、出発するならここで決めないといけない。

3人で話し合った結果、入山を決意。

AM740、完全防備し記念撮影後、山へ入る。

大雨で登山道は沢となっていたが、一度歩き始めたらあまりの悪天候で一同から笑いが起こる。どんな状況でも山を楽しむ事ができる素敵なメンバーである。

超えるべき山の頂上に近づくにつれて、次第に強風から暴風、突風も吹き付け、雨具の上からでも雨が当たると痛い。大きいザックが風に煽られよろけながら、何とか山頂へ這い上がった。

山頂にはもちろん登山者など誰もおらず、次第に雷も鳴り始めた為、休憩もそこそこにK川の谷まで降る事にした。ところが、この降りが標高差1,000m以上ある事はあまり頭に入っておらず、この後Sの膝は逝ってしまうのであった。

山頂から200m程下降すると、普段は枯れ沢のはずのG沢源頭が大暴れしている。山の尾根はすぐそこに見えているのに、これほどまで大増水するのかと驚きと不思議な気持ちで感動する。

もうこの時点で道中のK川で岩魚調達は不可能と察した(諦めが遅い)。

しかし、この下降は本当に長い。天気が悪いから余計に長く感じる。

TAは道中、登山道から外れて水浸しとなった草原を笑顔でバシャバシャ歩き、気持ちが良いと言っている。雷や大雨への恐怖心は無いのだろうか。

そうこうして3時間程下降し、K川まで降り立ったが、案の定まっ茶色の大増水で釣りは断念。

Sの膝も召されてしまい、早々に目的のN小屋に向かうが、再び登り返しが約1時間、まさに避難小屋へ避難した。 

小屋に到着したのがPM230頃、びしょ濡れの荷物を乾かし、岩魚無き宴会の支度をする。

外は一向に雨が止む気配が無く、天気予報はまたも外れて夜まで降り続いていた。

この日は何時に寝たかは覚えていないが、それなりの酒を飲んで小屋の床に倒れこんだ。

 

DAY2: 

朝方、半袖で床に寝てしまっていた私Tは寒さで目覚める。まだ雨音が激しく、沢に降りたところで釣りになるとは思えない。

AM400、一応起き上がり、外を眺めたりそわそわしてみる。

Sも起きて外を見るが、強風で横殴りの雨である。TAは、目覚めてはいるが寝転び目を瞑っている。停滞を見込んでおり、無駄な体力を消耗しないと決め込んでいるのだろう。眠いわけではない、ただただ合理的な漢なのだろうと前日に続き悟る。

AM600、停滞を決心し酒を飲み始める。やる事がないので、お互いに動画を撮ったり、馬鹿話をして過ごす。ところが、飲みきれないほど持ってきたはずの酒が、停滞とあればみるみる無くなっていく。今晩の酒が無くなる事を心配し、昼前に仮眠。

14時頃起床し、外を見ると雨が小降りになっていた。食料の心配もあり、私Tは雨具を着てN沢源頭に釣りに行く事にした。TAもやっと外に出られる環境になった為に周辺散策へ出かけた。Sは膝が回復せず停滞を決め込む。

TN沢へ向かう途中、真新しい熊糞を2山ほどみかける。1山目は見事に踏みつけてしまう。ソロの為、ホイッスルを吹きながら藪を漕いで源頭に降りる。普段はテンカラの私も、濁り水とあっては餌釣りを選択した。途中、腰上まで浸かりながら遡行し、今晩のおかずを求めたが魚信は無く、夕方に小屋に戻る。小屋で濡れた荷物を乾かしていると、あれ!?2本あったはずの竿が1本無い・・。N沢にテンカラ用の竿を置き忘れた事に気づく。置き忘れた場所が概ね見当ついていたので、翌朝に探しに行く事にした。

TAは、最近の熊は釣りをするからねとよくわからない事を言っていたが、再び増水する事はなさそうなので、竿が流される事はないだろうと踏んでいた。

この頃、雨は止み、ラジオからも明日は高気圧に覆われて晴れるとの予報が流れる。 

翌朝に水が引いていればK川を詰めて山越え下山しようという事にした。水が引いていなければ、釣りはせず来た道を戻る事になる為、これではただ小屋に酒を飲みに来ただけになるし、あの登山道を登り返し1,000m以上は苦行でしかない。

ただひたすら水が引くのを願い、この日は、寄せ集めの食料で宴会し、飲みきれないはずの酒を全て飲み干し、明日に備えて早々に寝た(はず)

 

DAY3: 

4時前に起きた。いかにも快晴になりそうな雰囲気で、西の空もすっきりしている。

早々に朝食を済ませ、世話になった小屋に御礼しAM530頃に小屋を出発。

Tは少し先に行き、藪を漕いでN沢に竿を探しに行く。しかし、あるはずの場所に竿はなく、藪をかき分けて探すが見つかる事はなかった。この日は時間も無いので、早々に諦め、TASと合流しK川へ向かった。 

K川へ到着し、思わずオーッと声が出た。一昨日見た濁流は、やや増水はしているものの美しい渓相へと変貌していた。

沢を詰める事としたが、距離が長い為にゆっくり釣りをする時間は無い。足早に沢を登っては、好ポイントで竿を出すと、どのポイントからも良型がポンポンと出る。天気は良いし、景観も素晴らしい、のんびりできないのが勿体無いと思いながら、時間を気にしながら駆け上がる。沢を登り始めて約6時間、沢が開けて雪原が見える気持ちが良い場所に出た。ここで沢登りは終了し、記念撮影。

この後は、登山道に出てひたすら頂上まで登り、ひたすら降るだけだ。しかし、この時点でSは膝だけでなく、ふくらはぎや大腿ニ頭筋までも違和感を覚えていた。 

ここから頂上に登り返すまで3時間半程かかった。この間、Sがチクショー、ナメてた!と何度も言っては笑わせてくれた。

天気が良かったので、下山は景色を楽しみながらゆっくりと降りた。入山口に戻ったのは1840頃、この少し前で登山道から素晴らしい夕陽を見る事ができた。 

夕陽が水平線に沈むまで3人で見送り、感動のフィナーレは幕を閉じた。

源流の大岩魚が見たくて

7月14日

 

今回のメンバーは、OとTとS。7月の3連休を使い、2泊3日で山越えでの源流釣行。そして、今回、釣行記を担当しているのは2泊3日の山越え釣行は初体験のS。

 

登りは4時間、支流の沢を降って3時間。ヘビーな道のりになるため、お酒は控え目に持つつもりだったが、最終的に、日本酒、ウイスキー、ビール、焼酎と合わせて2kgは担いだ。
 

登り始めは朝4時半、まだ半分寝ている体にムチをうち、唐松林を歩き始める。最初の一時間は体が重く辛かったか、徐々にエンジンがかかってくる。

頂上につきひと休憩

ここからが本番、鞍部からヤブを漕いで、沢に入る。

汗をかいた体にしみる、最高。メンバーのTは、フォーフォーいいながら、ものすごいスピードで沢を下る。実に楽しい!
懸垂下降は人生初のSはへっぴり腰、本当に怖かった(汗

Oさんは、スルスルっと降りてくる、さすが、すごい!

そんなこんなで、8時間弱、テンバへと到着。こんな山奥に、こんなダイナミックな川があるのかと驚いた。

テント設営のさながら、ランボーと遭遇した。自分の縄張りを荒らされて怒っているようだ、無視しよう。

夜飯を調達に、SとOは岩魚を調達に行くが、なかなかつれない。
先行者がいたから仕方ないかと思いつつも・・・なんとか粘って3匹だけゲットして、夜飯を作る。
 
岩魚のムニエル、刺し身、ウド天ぷら、白飯、大量のお酒、美味い!

夜になり、腹も満たされ、アルコールの力で意識を失い、寝た。

2日目、それにしても天気が良い、最高の釣行日和だ。へつりながら、泳ぎながら、遡上。

大きな滝壺で粘る。するとOが立て続けに3匹釣る。

そして私の竿にすごい当たりがかかる、なんと39cmの源流岩魚。

源流でこのサイズを釣れたことは心から嬉しかった。

Tも尺上をゲット

2日目は大漁だった、晩飯はイワナづくしだ。

 

頑張って担いできたビール、焼酎、ウィスキーをガンガン飲んで、意識が飛んだ、夜のことはよく覚えていない。
 
ただ、夜空が見たことないの数の星で埋め尽くされていたことはなんとか覚えている。美しかった。
 

 

最終日、支流の沢を詰めて、尾根にでる。楽しい!

途中、普通なら高巻きする滝をOが直登!やばい!

尾根の登山道に出てひと休憩、ここまで来たらあとは、危険なところはない。

頂上で記念撮影。

帰り道の山菜そば最高でした。

おしまい

雪渓を越えて

6/29

会員5名(H、TM、O、M、T)にて、入山地点で前泊宴会。

直前で天気予報が好転し、昨年越えられなかったあの滝の上流へ行こうと意気込んだ。

二日酔いの翌朝、泳ぎ、へつり、高巻きを経て、川通しで遡上した。

川は雪代が残っていて冷たかったが、幸い真夏のような陽射しの為、むしろ気持ちが良い。

上流は雪渓が残っていた。

雪渓を越え、7時間ほど歩き昨年越えられなかった滝に出会う。

数年前の大水が出る前は直登できた滝のようだが、どうみてもツルツルで手掛かりがなく登れそうにない。

1時間かけて滝を高巻き、目標の上流に降り立つが魚止めだったのか魚信はなく、テン場に戻る。

高巻きは疲れた身体には応えたが、岩魚が釣れなくとも見たかった景色を確認出来たので、私Tは満足だった。

テン場へ戻る途中、Hさん、TMさんが泣尺~尺上まで数尾岩魚を釣ってくれたおかげで宴会は盛り上がった。

岩魚寿司、岩魚あら汁、岩魚とウドの天ぷら、岩魚のカルパッチョ、岩魚のもつ焼きなどなど、名シェフ(TM)のおかげで贅沢な時間を過ごす。

焚火を囲っての宴会は盛大に盛り上がり、いつも通り焚火の前で寝る。

並べていた岩魚は、翌朝には立派な焼き枯らしとなった。

 

翌朝はOさんの情熱もあり、支流に入る事になった。

こちらも昨年越えられなかったF1を大高巻きして上流に降りようと、Oさんは元気そうに語る。

この高巻きは高所が苦手な私Tにとっては膝が震えたが、苦労して降り立った上流では良型の岩魚が沢山泳いでいるのを確認できた。

ほどなくしてF2に出会い、下山の時間も考慮して今回はここで引き返す事となった。

 

帰路で泳いでいる熊を見かける。

熊かきというやつなのか、決して泳ぐのは早くない。

クロールなら追いつかれる事はないかも!?

(私には会長が泳いでいるように見えたが)、

二日間雨に降られることも無く、楽しいメンバーと最後の最後まで盛り上がり、また忘れられない思い出ができた。

ハルゼミ鳴く森へ 5/26-27

 

 

またも、メンバーは私TとSの2名。

 

今回は行きつけの沢を尾根まで詰めて、3ピーク登山という、疲れる為に行くような計画でスタート。

 

森は今年も煩いほどのハルゼミの鳴声で迎え入れる。

 

 

天気は良いし、岩魚は泣尺から尺上までバンバン釣れる。

岩魚を滝上に移送しながら、テン場を目指します。

 

道中で夕食用の山菜を確保。

 

写真は、会長より継承したまな板で葉わさびを刻む私T。

沢が尾根に駆け上がる手前、沢が更に細くなり二俣となる。

ここは最後の開けた台地で快適テン場。

 

テン場には先行者が。白い毛の綺麗なボス猿と数頭の茶猿が待っていた。

一晩だけ宴会に使わせてくれないかと言うと、小さく頷き場所を譲ってくれた。

岩魚の焼き枯らしに炊き込みご飯。

岩魚寿司に葉わさびの醤油漬けを和えてペロリ。どれもうまい。

 

フキの味噌煮やミズの炒め物を摘みながら、夜は更けていく・・・。

 

翌日は、尾根まで一気に上がる。

テン場を出発してまもなく、たいそう新鮮な熊糞があったのには驚いた。

 

重い荷物を背負って、やっとの事で尾根まで出たのは良かったが、そこから3ピークが地獄だった。まるで夏を思わせるような日差しで、体力はみるみる消耗。

このルートはもう止めようねと話しながら、何とか入山口まで下山しました。

早春の渓へ

 

4/14-15、早春の渓へ一泊二日の釣行です。

メンバーは私TとSの2名。

 

前日に風邪を引いてしまい、天候も芳しくない予報だったが、「渓が呼んでいる」と言い聞かせ、予定通り山へ向かった。

 

久々に20kg程のザックを背負って入山。

まだ体が慣れていないのか、足が重い・・。

 

テン場手前で、ドライフライに出てくれました。嬉しい。

 

あちらこちらで岩魚が泳いでいるのが見えるのが楽しい。餌釣りのSさんもポンポンと良型を釣り上げ、テン場へ。

 

 

定番の刺身と天ぷら、バッケもつまみに。

コゴミも少し出ていました。

 

この後、予報通り雨が降り出し始めましたが、酔っ払いには関係ありません。

 

どんどんアルコールを投入していきます。

 

このあたりから、もう意識はありません。

 

酔っ払いは、雨が降りしきる外に電話を放り投げ、寝袋に入ることも無くテント(シート1枚のシェルター)に潜り込み爆睡。

 

翌朝、風邪をこじらせ酷い状態に (笑)

 

翌日は雨で雪解けも進み増水。

釣れそうではありましたが、風が強く釣りをする気になれない・・。

 

午前中に切上げて帰路へ。

 

帰りはカモシカに見送られます。

風邪をこじらせた私に 無理するなよ と優しく諭しています。

 

コゴミも顔を出し始めたし、欲たかりの山菜シーズンが楽しみです。

2018年解禁

 

ついに待ちに待った解禁です。

M、O、S、Tの4名で入渓。

 

真新しい足跡もありますが、まあ気にしません。

 

私Tは他力本願、早々に竿を閉まって他のメンバーが岩魚を釣るのを待ちます。

とにかく、岩魚の顔が見たいのです。

 

写真に写っているのはOさん。

早く釣ってくれ・・

 

支流に入るも一向に釣れない・・・

 

この後、Mさんは単独で本流へ行くとの事で別れる(どうやら、釣れたらしい・・)。

 

残る3人はこの後も釣れず、ボーズでした。

まあ、竿を振って釣りはしたので良しとしましょう・・。

 

 

焚き火で暖まり、しばし談笑。

釣れなくてもこうした時間が楽しいですね。

 

今シーズンも大きな怪我が無く、思い出に残る釣りができる事を祈りつつ各々解散しました。

岩魚釣クラブ、仙台源水会ロゴ