10数年振りのお盆釣行 やる気の無い… (2015年10月25日UP)

さー頑張るぞ

お盆に山釣りに入るのは何年振りだろう  やはり連休がとれるのは盆休み 14.15.16日山越えでO沢下降D川登りI沢での帰りのルートを計画した。メンバーはT.M2.O.私Sである


朝5時出発 登山道に入るとすぐに急登(私には?)荷物は重いし(一番重いのはお腹回り)足取り重く、汗はダラ ダラひたすら登ります  救いはお天気が雲のち晴れ 気温少し低めだったことだろうか
登ること4時間やっと登りきった。…?

疲れたビー

15日T.M2.SでYダムからY沢までの一泊釣行に早変わりした  出発時は小雨模様アブ少なめ?盛んに来てた頃は人形になる位寄って来てたハズなのに?だが時折激痛が走る(笑)30分位歩いた辺りから空からは大粒の雨          ドシャ振り  雷  おいおいこんな時山に入るか?と心中で思いつつ…誰も辞めるとは言わないのが不思議でならない。途中の沢はマッチヤ色の増水平水の三倍、四倍  途中本流の様子を見てますがやはりマッチヤ色30分位視ていたら水がドンドン増えてくるし 沢は鉄砲水
   ダメダメ踏み跡戻りましょって     そんな悪条件の中H沢テン場到着もちろんH沢もマッチヤ色5倍の増水    テント設営薪探し一時間位だろうか  なんとH沢、水は2倍うす濁り  ナントナント増えるのも速いが引くのも速い    
本流がこんななら一発の期待…本流に行くとダメだこりゃって大増水でした。
さてさて今夜の宴会なじょしましょ    困ったら沢、(種沢なので気が引けるが)すぐ上のF沢で何とか釣りが出来たので人数分プラスで納竿刺身、寿司、天ぷら(岩魚とキノコ)で宴会スタート  午前中の雨はどこえやら 夜空には満天の星空 焚き火も絶好調 酒は旨いしおかずも旨い  タダの酔っぱらい達は明日に期待し夜が更けていくのだった…

岩魚寿司

食べる

食べる

酔っぱらい

16日本流を見ると水はうす濁り平水より少し多め多分三人とも心の中で出るんでなのビックワン(私は思ってました)次々に居そうなポイントを流すが    シーーーン
お魚さんご飯だよ~
そんな状態の中 M2さんの竿がしなってるでわないか
観に行くとバッタンバッタン出ました40オーバー  
そこから更に釣り登ります
あまり水深の無いトロ場 目を凝らして見てみると居た居たこれも間違いなく40オーバーご飯だよ~って
あら食べないの?又流すが知らんぷり又流すが、今度はどっかに逃げて行きました(涙)
その後魚に相手にされずやる気喪失になってしまい納竿
テン場に戻りお世話になったテン場に心の中でお礼をし、下山することになった。帰り道途中本流で釣りをすることになり道をそれるがやる気の無い私   先にやる気のあるT.M2が本流に降りて行った。相変わらずやる気の無い私…
せっかく来たので取り合えず竿でも  と思い私も本流に降りて竿を出すがシーーーン
ヤッパリダメかな
次のビックポイント竿を出すT.M2がミヤマクワガタを見つけていたので私も観に行くと当たりがあり合わせる
魚影が見えた       40はある竿がしなってなかなかの手ごたえ    抜くことは出来ないので水に入り首根っこを手で掴みゲット42.5の岩魚ちゃんでした   (急いで計測後リリース )そこで納竿
帰り道キノコを取りWさんの喜ぶ顔を想像しながら、行より重いザックを背負い車をめざすのでした。やる気の無い者に福来る…         色々あった盆休み釣行だったのでした。
(2015秋大会3位報告)

 

御悔やみ
残念な事にWさんの喜ぶ顔は見れませんでした。あまりにも早い旅立ちで…Wさんとの奥山釣行、里山釣行、山菜取り、夜の街と色々な思い出を有り難う御座いました。
御冥福を御祈りいたします。


                                 記   S正樹

トビタケ(トンビマイタケ)

     冷たい水を泳ぐわけ (2015年10月18日UP)

今年も9月に入り、釣りの最終月。締め括りに行かねばならない。産卵時期の雌を狙って遡上してきた大イワナの雄、河岸段丘に鎮座したミズナラの根元に門兵の様に立ち並ぶマイタケ…。どこに出かけるか、この時期、釣り人は同じ想いに楽しく頭を悩ます。

 釣りの相棒は、会の最古参にして一番の若手、巨体ながら竿さばきは繊細にして技巧的、源水会のマツコデラックスこと正樹。天気が味方すれば、鬼に金棒なのだが。今朝は雨だ。おまけに関東ナンバーの釣り人に、地元ナンバーのマイタケハンターが先客としてごっそり。車止めは一杯だ。

 悪い道は大雨でさらに荒れているが、大勢の人が入ったお陰で踏み跡ははっきりしている。崖を横切る道から下を覗くと、川は少し増水した程度か。2時間と少しで、いつもの快適テン場。本当はこの先のテン場を基地に、その奥のイワナを狙いたいところだが、先行するパーティも同じ計画らしいので、楽チン釣行に変更。雨なので、本流イワナに期待したのだが、軟弱釣り人には幸運はない。今晩のおかずに困って、枝沢に入り8寸を数尾釣らせてもらいキープ。帰り道にマイタケを探すも収穫なし。これが正しい釣りの掟、と負け惜しみをひとくさり。

 二日目。晴れ時々曇り。天気も上向き、気分もちょっぴり上向き。まずは渡渉、水は思いのほか冷たくない。むしろ心地いい。河岸段丘に上がり、マイタケ探し。確か晃さんが去年収穫したはずと。しばらくでクロマイに当たる。もう少し進んで、崖の根の間にシロマイ。その先で正樹がクロマイとシロマイの混生を見つける。お陰で空のザックは膨らみ、今晩はマイタケの天ぷらが食える。次は釣りだ。本流を渡り返すのだが、ここは見た目より深かった。流されまいと泳ぐ、泳ぐ、得意の平泳ぎで。ロープは家に置いてきたし。こんな山奥そのまた奥、冷たい水を必死で泳ぐ、何が楽しくて。俺にもさっぱり分からないが。

 渡渉した先で枝沢のF1を狙う。正樹がF1手前で泣き尺サイズ1、F1で尺上1。まだ2~3匹居るとの正樹の言。俺が投餌するとすぐに強い引きがあって、44cm。期待は99回裏切られても、その次にはご褒美が。街の理屈は分からんが、山の理屈は簡単だ。こんな山奥の沢筋にも真新しい踏み跡が続く。車止めの主たちがマイタケ探しに入ったのだろう。彼らも、背負いきれないマイタケの収穫に、きっと笑ったに違いない。

2015年秋の大会2位の報告。文責:たもさん)

     ‘15お盆の4日間-------朝日連峰山越えO沢引返しと下流からの中流入口まで (2015年9月23日UP)

メンバーT・S・M・O  :M記

 Sから久方ぶりにお盆にO沢に山越えで行きましょうとなり、仕事の都合でTが後発、他は13日午後早めに出発し、登山口に幕営、Sのテントポール・ペグでブルーシートターフの下にテンバができ、宴会が始まりガスランタンにミヤマクワガタ()が来たり、蛍が飛んだりで酒は進みお開き、後発T着前に就寝。その後T着。朝4時起床5時発、枝沢から登り始め、バッタを捕まえたりして主稜線9:20、休憩後分岐部を確認しOの希望により10:40引き返し下山開始、午後2時過ぎ車着、里で入浴休憩後、O帰仙。(詳しくは別報告に頼む、最高点標柱の所で釣果の1番の報告作成を決めた。)

TSMで下流から中流1泊計画に転進。入山口近くにテント泊。林道終点には予想に反し駐車なくアブ煩いのみ。156時歩き始め、直ぐ雨降り始め、嫌な杣道の芝掴みの斜面にも雨が降る。中流の下では濁流になる直前の状態から濁流に変化し急増水になるところを目撃、釣りを諦め、予定のテンバに向かい、途中でキノコ(トビタケ)採ってテンバに到着、STによる借り物ブルーシート等による快適なテント設営。設営後に雨は上がっており、枝沢の水も治まりつつあり、本流を見ると濁流で釣りようもなく見えたので、上流側の支流に下りると釣り頃の濁り具合でおかず確保に釣り出す。釣っていてもアブは少し煩い。Sが奇麗な色形の31cmを、Tが同じような29cm、Mは9寸、3人計で食材に十分な位釣れ、テンバに戻り夕食準備、焚火を熾し、Sが岩魚鮨を握り宴会開始。トビタケもてんぷら等になり、闇の藪蚊と闘いながら酒は進み何時しか寝る。深夜には狭い樹間に星空、焚火を繋ぎ足しながら朝まで熾き火がある。焼き枯らし3尾は土産に。

16日はゆっくり起きて、7時本流に出ると良い水色水量と景色、水は澄みつつあり、魚の泳ぐ姿が見え渡渉の繰り返しも出来る。Mが前日のバッタ3尾で釣り始め、岸際の足先に入れたら強い引き、何とか釣りあげ、Sが45.5cmと計測。支流の滝壺に行くと落ち口で飛び跳ねるのを見て、Sが36cmを釣りリリース。その後今回の最奥で晴天の碧水の流水プールでTSが遊ぶ。暖かい岩の上でトカゲをした。この楽しみのために、重い荷を担ぎこれに出会うために入渓したのだ。

テンバに戻り、撤収し11時前発、トビタケを土産(頭に浮かんだのは青森出身の会員Wの笑顔)に担ぐ。Tの発案から下流で川床に下りて見ると、増水時から2mは下がり、水は澄む。Sが声掛けられて振り向いたと同時に強い引きがあり、川に下りて自分で掴んで測ると42cm。その後納竿。15時半車着。終点でアブのかまってくる中での着替え、里に出てくるとSのスマホに会員Wの訃報、驚きながらのその後のSTの連絡対応。高速道路に乗り宮城に入ると雨天、S宅で荷物を分けて解散。今回釣行は前例の無い波乱万丈の約4日間でした。

会員Wとの生前の楽しい会話と思い出の釣り、作ってもらった美味しい料理等に感謝。御冥福をお祈りいたします。

     『 私は死んだ 』(2015年8月16日UP)

鈴木 信一

 

 平成15年5月4日、源水会のKさんと秋田のO川に一泊二日の予定で出漁。

 この川は昭和54年5月29日に誰からも教えられることなく釣り雑誌と地図を頼りに仙岩トンネルの秋田側出口に車を止めガケを下って行ったのですが、川に沿ってりっぱな林道が整備されていてあまり苦労せずに入渓できると後で知りました。が、このとし平成15年に限って車は林道でシャットアウト。通常よりも50分位アルバイトを強いられました。

 この川のいつもテントをデポしているテン場で快適に過ごし、魚もそこそこ釣れたので次の日は楽しく帰路につきました。

 車止めまで約10分は何も遮るものが無く川沿いにすべて見渡せるのですが、なぜか私の車の周りにパトカーが居る。人が20人位居る。訳も分からず車に車に到着。車を開けて帰りの準備をしていると、角館警察署の署員だと名乗る人が、「この車はあなたのですか。」と聞いてきたので、「はい、そうです。」と答えると、「この車の持ち主は水死体で上がったのです。」と言う。「いや、この車の持ち主は私で、今上流から帰ってきたのです。」と返答したのですが、お互い理解出来ない。よくよく聞いてみると、この車の下流で死体が上がったけれども、昨日からこの車は置きっぱなしなのでナンバーから問い合わせしたが連絡がつかない。たった10分前に息子さんと話が出来たと言う。私の車は会社名義なので休日は会社に連絡しても不通。自宅はたまたま奥さんが足のホクロがガン化したので手術の為に東北大学に入院中ということで、これも連絡不可。息子も志賀高原で春スキーの真っ最中で連絡が取れたのは10分前。ということで、私は死んでしまったのです。

 とにかく、私が生きていることだけは息子に伝えろと警察に言いました。変死体は警察の中では刑事課の扱いなのだそうで、刑事課からという電話が入った時息子は、親父「また何かやったな。」と思ったそうです。死体が上がったと言われて、ちょっと心配したようなので私も少しは気になる親なのかなと安心しました。

 そしてその月の17日に、又一人で出漁。この時は日帰りでした。車止めに又しても人が。今度は入漁料を払えと言う。私はこの川のずっと上流の放流も出来ないようなところで釣っているのだから払わないと主張。双方話が噛み合わず。日帰りだったので早く帰りたいこともあり、30分位で私がギブアップ。1500円の入漁料を初めて払いました。その後もどこでも払ったことはありません。

 その監視員、金を受け取ると「連休も来ませんでしたか?」と言う。私は遡って金を取られては大変と思い、「この川は初めてだよ。」と言うと、その監視員曰く、「連休に死体が上がってね、俺が見つけたの。」

     『 かつてKさんに教えて頂いた沢にて 』(2015年8月16日UP)

 この沢は仙台源水会に入会した20年前にK地さんに案内して頂いた沢です。仙台から車止めまで3時間であり、少し遠いのですが、釣果が安定しています。I垣さんと競うように、毎年訪れています。

 2年前の平成25711()にM上さんと来ました。そのときは大雨のため、前夜には林道に入らず、集落の空き地で車中泊しました。これが結果的に大正解。翌朝も降り止まず、それでも未練がましく林道を走る。すると、車止めの手前で崖崩れがあり、緊急工事をしている。登山客などの車が閉じ込められているのかもしれない。いやあ、危なかった。もし、前夜に車止めまで突っ込んでいれば、われわれも閉じ込められていたのでは?いつもは澄んでいる川が茶色の濁流になっている。その濁流を関東ナンバーの車から恨めしそうに見ている人がいる。どの枝沢も濁っており、一度も竿を出せずに撤退する。やむなく鶴岡の加茂水族館に行って、ゆらゆら浮かぶクラゲをのんびりと眺めてから帰る。

 その一ヶ月後の811()、今度はA部さんと行く。前夜に車中泊しましたが、暑さ対策にA部さんが作った網戸が実によろしい。おかげでオイラは爆睡。でも、オイラのイビキにA部さんは苦悶していたのかも。朝起きると車止めに10台もいる!「これでは沢は勝負にならないでしょうねえ」ということで、本流を攻める。でも、2人で3尾。本流もダメならと、左岸の沢に入る。この沢は残雪が残り、8月にならないと入れないことが多い。アブもいないので、気持ちが良い沢だが、釣果にはムラがある。ここもK地さんに案内して頂いた沢で、初めて来たときにはK地さんが尺上を3,4本連発していた。この日は淵尻の番兵イワナを上げれば、淵頭でもイワナが釣れました。クライマックスは魚止めの滝壺。初めて見たときは、その滝の惚れ惚れとして、言葉を失うほどでした。K地さんもお気に入りの滝で、素敵な写真をカレンダーにもしていました。その写真を葬儀の際にご子息から頂き、いまでも大切にしています。この日は尺物が出ませんでしたが、食べ頃サイズのイワナを翌日、自宅庭のバーベキューで堪能しました。小国マタギ作のナラ炭で焼いたイワナの塩焼きは絶品で、魚嫌いのこどもまで喜んでパクついてました。

 さらに一ヶ月後の911()に再び訪れる。この日は単独。前夜に雷雨に見舞われるが、翌朝は止んでいて、待望の沢に入る。「よーし、釣るぞう!!」って一人気炎を吐き、餌を取り出すと、あれれ。昨日採ってきたドバミミズが全てくたばっている。ビニール袋を締めすぎていたようだ。何たる不覚か。でも、予備に買ってきた市販のミミズに救われました。そして、この日はポイントごとにイワナがいました。型は6,7寸が大半で、8寸級は少なかったですが、ひとりで沢を独占してきました。

 以上、長くなりましたが、今回の大物賞の前段です。

 今回の出漁は平成27612()。手始めに64()、I垣さんに「急な話ですが、明日、沢に行きませんか?」とメールすると、「急なので行きません」と返答が来る。それで、やむなく仕事に励む。この沢に行くには車止めまでの林道が除雪されている必要があります。年によっては雪崩で林道が剥ぎ取られ、その整備も必要です。そこで、情報通のI垣さんに尋ねると、「車止めの近くまでは行けるようだよ」とのこと。念とために、集落の釣り宿に電話すると、「ああ、車止めまで除雪が終わってるよ。なに、山登りなの、釣りなの?」とおばちゃん。「いやあ、沢でも見ようかなあって」とごまかしてしまう。

 準備万端整い、W田くんを誘って、早朝2時にW田宅を出発。朝5時に車止めに到着すると、高崎ナンバーの2人が着替えている。「釣りですか?どこを釣る予定ですか?」「本流を釣って、沢の出合あたりで戻ろうと思う。」よしよし。「それでは我々は沢だけ釣ります。」「ああ、そうして下さい。お気を付けて。」ってな具合で、すんなり話しがまとまって出発する。昨冬の大雪のせいか、登山道が何カ所か雪崩に削られている。途中の水飲み場の手前は大きく削られており、沢に降りる必要がある。慌てることもないので、ゆっくり60分かけて沢に到着する。

 さあ、こっからは忙しいぞう!すぐさまW田くんが竿を出す。すると一投目に来る。つづいてオイラも竿を出す。すると餌が流れる前にパクリ。これは楽しい一日になりそうだな、と2人でほくそ笑む。沢の入口からポイントごとに喰い付いてくる。イワナが淵尻に出ていて、活性が高い。まあ、難点と言えば、7寸級が主体で、8寸以上が少ないことか。10時頃には二又に到着するが、あれれ、ここでポツリと雨粒が落ちてくる。この日の天気予報は「くもり、ところによりときどき雨。」W田くんが恨めしそうに天を見上げると、雨が止む。あんたは神の子か?「よおーし、釣るぞう!」と元気が出る。まず、W田くんが二又手前の淵を丁寧に攻める。淵頭の見張りを片付けてから、かみてのイワナを上げる。もう少しかみてのイワナも上げる。こうして、次々にイワナを抜いていく。

 「いやあ、見事だねえ」、「村上さんも釣りなよ」。「あいよ、ほれ」っと入れると、オイラにも1尾。その淵だけで10尾ばかり抜いて、とどめは淵頭だ。「村上さん、良いとこ残しといたから、やってよ」「ええ、良いの?大物釣っちゃうよ」「うん、釣っちゃって」「ほれ(投入)、(ググッ)、うーん、根掛かりかな?」「違うよ、村上さん、喰ってるよ」「そうかな、えい、抜いちゃえい」っと無造作に引き抜くと、大きなイワナが目の前に飛んできて、もうビックリ。「あらら、また、ずいぶん豪快に釣るねえ」とW田くんがあきれる。これがこの日一番の大物で、メジャーをあてると36センチ!!「雑に抜いても、落とさなくて良かったねえ」とW田くんに冷やかされる。このイワナが今年度前期の大物賞となったわけです。例年なら、40オーバーでないと受賞にはほど遠いのですが、今年はみなさん不漁であったため、運良く大物賞をせしめることができました。

 この日の釣果はW田くんが50尾くらい、オイラは20尾くらいで、この時点でもかなり差がありました。そこで、W田くんがオイラに花を持たせてくれたわけです。大物ポイントを釣る前に、W田くんが見張りを片付けて置いてくれたことも功を奏しました。余談ですが、このポイントの脇には最高の状態のウドが群生していて、ザックいっぱいになるまで採ってきました。

 このあと、二又から左の沢から入ってすぐにある3メートルの落ち込みを慎重に釣りましたが、なぜかアタリなし。W田名人も探るが、やはりアタリなし。おかしいなあ、と思いながら、次の5メートルの滝壺にも竿を出すが、同じくアタリなし。かつてはイワナが溜まる好ポイントだったのですが、まったくの不発に終わる。そのわけをI垣さんに尋ねると、「あそこは壺が埋まっちゃって、去年も全然釣れなかったんだ。前は必ず尺物が釣れたのにねえ」と説明してくれた。となると、大水でも出て、溜まった砂利を洗い流してくれないことには、しばらくは釣れないのでしょう。源水会のみなさん、沢の最高のポイントは二又左手の魚止めではなく、その二又の淵に変わりました。記憶に留めて置いてください。

 その後、正午に納竿して、沢を下り、登山道を歩いて車止めへ戻りました。不安視された雨にも見舞われず、楽しく過ごすことが出来ました。強運を感じたのは、着替え終わって車に乗ったとたんに、雨がザアザアと降ってきたときです。やはりW田くんは何か持っているようです。でも、W田くんと別れて、家に帰ったあとが大変でした。両脚の親指が腫れ上がってしまい、一週間も湿布を貼る必要がありました。ゆるんだ靴のまま下りを歩き続けたせいで、親指を捻挫してしまったのです。さらに、追い打ちをかけるように妻からカゼをうつされて、結局はこのあと一ヶ月間おとなしくしていました。

 ということで、今回の大物賞はW田くんから頂いたようなものです。平成25年に53.5センチを釣ったときにはM上晃さんに力を貸して頂きました。みなさんのお陰で良い釣りをさせて頂いているのだなあ、とつくづく感じている次第です。


     新入会員Oさん初釣行で尺(2015年8月16日UP)

新入会員Oさん初釣行で尺イワナを抜き上げました。(2015年6月21日釣行)

2014年度の春大会優勝に感謝 (2015年8月16日UP)

                        北の釣吉

 

昨年の今日5月16日夜に源水会会員ならみんなが知っている山形県のO沢にMさんと山菜メインのイワナ釣りに出発。雨の予報だったのでJA出荷場の庇軒下をお借りしてテント宴会。

翌日釣行を考慮しながらも楽しくお酒が進んで()。。。

就寝Zzz(*´~`*)O○ ムニャムニャ  翌朝、雪崩跡が残る林道をショボ降る雨に濡れながらひたすら歩くこと2時間半。M沢とO沢の出会いに到着。

支流のM沢に入渓ししばし釣りあがる。最初はアタリなく足跡も見受けられたがやがて足跡がなくなりアタリも頻繁に出始める。

 

渓の曲りのいかにもの深い流れを流したらアタリ。合わせるも水面でボチャン゚() ゚ エッ?

 姿ははっきり見た。逃がした魚はでかい(ノ∀`)アチャー

逃がしたが多分、顔はあっていない。再度食ってくるはず。確信に似た自信を持って仕掛けを再度流す。

喰った。春先のイワナにしてはでかい。慎重に抜きあげる()

あがったのは14年度釣行で最大となる34㎝のイワナ。

例年ならこのサイズでの春大会優勝なんてことはないのですが他の会員の釣行回数が少なかった?おかげで優勝という栄誉を頂きました。

これもMさんをはじめ諸先輩がたのご指導のおかげと感謝しております。

今年も大岩魚の魚影を求めて皆様にご迷惑をおかけしながらも楽しく釣行したいと思っております。

2015年度も始まったばかりですが会員各位には倍旧のご厚誼をお願いして2014年度春大会の優勝感想とさせて頂きます。

 

感謝

参考ブログページ http://blogs.yahoo.co.jp/ace20041212/folder/1235553.html

     『釣り人は、みな踊る』(2015年4月18日UP)

 場所:山形県Y川  日時:2014年7月 メンバー:3人(晃、正樹、俺) 文責:たもさん
 出発は雨。天気が悪いと気分が乗らないものだが、釣りはそうでもない。雨だと、とんでもないことが起こる確率が、ちょっとだけ高いことを釣り人なら知っているのだ。/夜8:30に集合し、ごちゃごちゃと準備。高速利用で12時を少し回って車止めに到着。先客があり、関東ナンバー1台。中に人気はない。いつものように、軽く飲んで1時には寝る。車が広く、床がフラットなのはいいが、正樹君の鼾がうるさい。2時頃、もう1台車が来る。ヤレヤレ。4:30には晃さんが起き出し、準備していると、先の車の人が、ライターを借りに来る。テント泊で火が使えなければ、楽しみが半減だからね。/雨に濡れた草の中を行く。林の中を歩くのは悪くない。しばらく行くと、こんなに荒れていたかと思うほどに道が悪くなる。何とかM沢出合いまで来て、晃さんがまず竿を出すが、当たりなし。俺、今日のために用意した8mの長竿を初使用。幸先よく、9寸ほど。しかし、新竿を使えたのはこの1回切り。ハリ掛りしたハヤが流れに乗って下流に走り、まさかこんな亊ってあるの、穂先が抜けた。この様子を見ていた晃さん曰く、「見えていたハヤが突然消えた!」。/そんなお粗末な事情の間に、正樹君が48cm。でかい。ハリス0.8号で上げる腕も認めるが。恐るべし、強運。気を取り直し、予備竿のダイワ6.1mに替えて、大物ポイントの脇にドバミミズを流すと、俺にも来た、来た。正樹君が掴み上げると41cm。すぐに、晃さんにも47cm。その先を釣り上ると、俺に45cmがきて、自己記録更新。正樹君が40cmオーバーを、もう1本加えた。長年イワナを釣っているが、こんなことは初めて。まさにインフレーション。釣り堀状態。/しばらく行くと、本日最後にして最大のポイント。ドバミミズをゆっくり流すも当たりなし。川幅が広く、6.1mの竿に5mの仕掛けでは対岸のポイントにはほど遠い。これにて本日の饗宴も終わりか。試しに左岸の岩場を行けるとことまでに登り上がり、しつこく攻めてみた。対岸の砂地辺りから7寸を引っ張り出したが、本命なし。これが最後と、左岸の上流部目一杯先へ投入。エサはゆっくり流れて自分の前あたりまで来たところで、ググーっと重い引きがあった。なんとか流れからそらし、左岸側に寄せたが、この場所からでは一人では絶対上げることができない。またしても、正樹君のゴットハンドに頼ることとなる。上げたサイズは50cm。釣りを始めて30年、ついに俺も50上クラブの仲間入りの幸運に恵まれた。その夜は、ライターを借りに来た二人に、車止めにあった車の主も加わり、6人での大宴会となった。釣れても釣れなくとも、酒と焚き火があれば、釣り人はみな踊りだす。


岩魚釣クラブ、仙台源水会ロゴ